みなさんは普段どのように健康を管理していますか?
アプリに食事や歩数を記入して管理している方も多いのではないでしょうか?
今回紹介するのはセルフバンクという2022年2月にスタートした健康管理アプリです。
機能の紹介から他の健康管理アプリとの違いまで表を使いながらレビューします。
・iPhoneユーザー
・Apple Watch保持
・睡眠も含めて健康管理したい
目次
セルフバンクとは?
セルフバンクはApple Watchと連携させ健康を管理できるアプリです。
株式会社セルフケアテクノロジーズが開発し、
2022年2月28日にアプリの提供を開始しました。(2022年3月7日ではiOS版のみ)
開発に1年の年月がかかっているそうです…
セルフバンクで管理できることは下記3項目です。
- 運動量
- 食事
- 睡眠の質
つまり健康を維持する必須項目を管理できるということです。
以下の2つがないユーザーは利用しない方がいいでしょう。
- iPhone
- Apple Watch
Apple Watchはなくてもセルフバンクのアプリを利用できます。
しかしセルフバンクの醍醐味はApple Watchと連携させてこそ生まれます。
理由が気になる方は始め方を飛ばして機能紹介をみてください
それではまずセルフバンクの始め方からみていきましょう。
セルフバンクの始め方
セルフバンクの始め方を紹介します。
App Storeで「セルフバンク」と検索
最初にアカウント作成する必要があり、その後初期設定
Apple Watchを1日中装着。特に睡眠時も。
それでは詳細をスクロールしてみてみましょう。
セルフバンクをインストール
まずはApp Storeで「セルフバンク」と検索してインストールしましょう。
下記からもインストール可能です。
アカウント作成、初期設定
インストール後はアカウント登録と初期設定です。
まずアカウントを作成をします。
アカウント作成には下記項目を入力します。
- メールアドレス
- パスワード
- パスワード(確認用)
これでアカウント作成は完了です。
アカウント作成後に初期設定を行います。
まず下記12の質問に回答していきます。
- 目標
- 性別
- 都道府県
- 生年月日
- 身長
- 体重
- 悩み
- 悩みパート2
- 飲酒をするかどうか
- 喫煙者かどうか
- 氏名
- ニックネーム
質問には下記画像のように選択肢から回答することが多いです。
続いてセルフケアアプリと連携させます。
セルフケアプリとはiOSに最初から入っているアプリです。
質問に全て回答すると下記のような画面が出るので、全て連携させましょう。
その後はApple Watchで睡眠を計測できるようなガイドが表示されます。
指示の通りに設定をしましょう。
表示がされなかった場合は睡眠タブをタップしてみてください。
全ての連携が終わった後は、Apple Watchを着けて計測できるようにすれば初期設定は完了です。
機能紹介
セルフバンクの主な機能は「運動」「食事」「睡眠」の3つです。
運動
運動の機能は下記3つになります。
- 歩数と歩行速度を確認できる
- フィットネス動画にて運動できる
- フィットネス中にApple Watchを着けているとリアルタイムで心拍数が表示される
下記画像のように歩数と歩行速度が表示されます。
Apple Watchを着けていなくても測定はされていました!
ちなみにヘルスケアアプリとは多少の誤差があるようです。
左がセルフバンク(3530歩)、右がヘルスケアアプリ(3505歩)です。
歩行速度が表示されていませんが、iOSの設定で「モーションとフィットネス」がアプリと連携してあれば表示されるようになります。
運動量が足らないときはフィットネス動画にて補完できます。
運動タブ→フィットネス動画→当日の曜日をタップ
続いてどんな目的でフィットネス動画を活用したいのか選択します。
例えばストレッチを選択すると左の画像、瞑想を選択すると右の画像が表示されます。
フィットネス中に自分がどれだけ追い込まれているか心拍数から確認できます。
下記は体幹トレーニング中の心拍数(左)と終えた後の結果(右)です。(映像内の人物はトレーナーの方です)
炎のマークが消費カロリーでハートマークが心拍数ですね!
食事
食事では手動で食べたものを入力することで、カロリーや栄養素をおおまかに確認できます。
食事を管理する画面はこちら
そしてカロリーが記載されているところをタップすると詳細を見れます。
あんまり良くない食生活をしているようです…
ちなみに入力方法は右下の+マークを押すと、検索画面が出てきます。
例えば「ご飯」と入力するとすでに登録されている食品の情報が出てきて、そこから近しい食品を選択します。
食品を選択すると自動的に栄養素が食事に反映されます。
睡眠
睡眠では睡眠の質を確認できます。計測している項目は下記です。
- ベッドにいた時間
- 実際の睡眠時間
- 睡眠効率
- 覚醒
- レム睡眠
- 浅い睡眠
- 深い睡眠
- 入眠潜時
- 心拍数
- ベッドにいた時間と実際の睡眠時間の違いは?
- ベッドにいた時間-覚醒=実際の睡眠時間です。
ベッドに入ったとしても起きている時間があるため、それをカウントしないのが実際の睡眠時間です。
- 入眠潜時とは?
- ベッドに入ってから眠るまでの時間です。
そして計測した項目を総合的に判断し睡眠スコアが表示されます。
計測したデータは「日」「週間」「月」ごとに確認もできます。
「月」でデータを確認すると各項目ごとに表示されるので面白いです。
下記は睡眠スコア(左)と睡眠効率(右)に絞って表示してます。(アイコンをスライドするのみです。)
睡眠スコアを基にコンディションも表示されます。
とはいってもそのまま睡眠スコアが表示されるだけです。
強いていえば、一言コメントが追加されています。
また朝起きたときにその日の体調を回答します。
以上がセルフバンクの3つの機能です。
他の健康管理アプリとの違い
セルフバンクと他の健康管理アプリとの違いを紹介します。
ヘルスケアアプリとの違い
まずはiPhoneにデフォルトで入っているヘルスケアアプリとの違いについてです。
下記に表でまとめました。
機能/アプリ | セルフバンク | ヘルスケアアプリ |
---|---|---|
詳細の睡眠分析 | ◯ | × |
詳細の運動分析 | △ | ◯ |
食事管理 | ◯ | × |
ヘルスケアアプリで測定できる睡眠の項目は下記3つのみです。
- 睡眠時間
- 呼吸数
- 心拍数
セルフバンクでは9つの項目で睡眠を計測できます。
そのため睡眠の質まで管理したい方はセルフバンクをインストールした方が良いでしょう。
一方で運動分析はヘルスケアプリの方が優れています。
ヘルスケアアプリで計測できる運動項目は下記になります。
- 歩数
- 運動した距離
- アクティブエネルギー(カロリー)
- 運動時間
- スタンド時間
- 心拍数
- 安静時消費エネルギー
- 上がった階数
- 歩行時平均心拍数
ヘルスケアアプリでは9つの項目で運動分析できます。
セルフバンクは基本的に4つの項目です。
- 歩数
- 歩行速度
- 消費カロリー
- 心拍数
詳細の運動分析もしたい方はヘルスケアアプリを併用して使う必要があります。
ヘルスケアアプリではそもそも食事を管理する機能がないです。
以上がセルフバンクとヘルスケアアプリの違いです。
睡眠アプリとの違い
続いてセルフバンクと睡眠アプリの違いについて紹介します。
睡眠アプリは睡眠の分析に特化しているので、睡眠の機能に絞って比較します。
比較する睡眠アプリはSomnusを使用します。
それでは下記の表をご覧ください。
機能/アプリ | セルフバンク | 睡眠アプリ |
---|---|---|
睡眠ステージ計測 | ◯ | ◯ |
スリープサウンド | × | ◯ |
計測開始有無 | 無 | 有 |
睡眠は深さによって各ステージにわかれており、それらを計測しているかどうかです。
・覚醒
・レム睡眠
・浅い睡眠
・深い睡眠
セルフバンクではすでに記述した通り、レム睡眠や深い睡眠を計測しているので問題ありません。
もちろん睡眠アプリでも睡眠ステージの計測は行われています。
スリープサウンドは寝る前にある音楽を聞くことで睡眠の質が向上する機能です。
ほとんどの睡眠アプリにはスリープサウンドが備わっています
しかしセルフバンクにはスリープサウンドの機能がありません。
計測開始有無とは睡眠状況を測定する際に、何かしらのアクションが必要かどうかです。
睡眠アプリで計測する場合は、アプリを開いて「開始」をタップしないと計測が始まりません。
しかしセルフバンクでは自動的に睡眠を計測してくれるので、計測し忘れる心配がありません。
個人的には毎回タップするの面倒くさいので、ありがたい機能です!
欠点としてはApple Watchの充電が切れてしまわないように管理することです…
健康管理アプリとの違い
最後に健康管理アプリとの違いについてです。
比較で使用する健康管理アプリはFiNCです。
それでは下記の表をみてみましょう。
機能/アプリ | セルフバンク | 健康アプリ |
---|---|---|
詳細の睡眠分析 | ◯ | △ |
詳細の運動分析 | △ | △ |
食事管理 | ◯ | ◎ |
広告の有無 | 無 | 有 |
セルフバンクと同じく、FiNCをヘルスケアアプリと連携させたのですが
詳細の睡眠分析ができなかったです。
計測できたのは睡眠時間のみです。
Fitbitと連携させればできたかもしれないです。ということで△にしました。
健康アプリで運動分析できた項目は下記です。
- 歩数
- 消費カロリー
- 運動時間
- 体重
体重はセルフバンクで管理できませんが、その他の項目は大きく変わりなかったので△としました。
健康アプリでは食事管理が優秀でした。
食事を写真で撮るだけで自動解析し、摂取した栄養素も管理できるからです。
あまりに便利なので◎にしてしまいました!
広告の有無とはアプリ内で表示される広告があるかどうかです。
健康アプリの方では広告がいくつかあり、タップミスして何回か広告をクリックしてしまいました…
一方でセルフバンクは広告が一切なかったので使いやすかったです。
無料のアプリには広告があるのが普通ですからね!
どんな人におすすめなのか?
それではセルフバンクはどんな方にとって使いやすいアプリなのでしょうか?
睡眠も意識して健康になりたい人にとってはGood
セルフバンクは睡眠も意識して健康になりたい人にとっては良いアプリでしょう。
これまでは睡眠の質を計測したい場合、やはり睡眠アプリを使う必要がありました。
- しかし睡眠アプリの場合、睡眠しか計測できないので健康を維持したい人にとっては不十分です。
そのためきちんと健康管理したい人は
睡眠アプリ+健康管理アプリを使わなければなりません。
1つのアプリで管理したいですよね…
セルフバンク=睡眠アプリ+健康管理アプリなので1つのアプリで健康をトータルケアできます。
健康管理したい方にとっては使いやすいということです。
これまでの健康管理アプリを使い続けるのも良いでしょう。
ユーザーが何を重視したいかによって使うアプリを決めたら良いと思います。
- 食事を重視→FiNCまたはその他
- 運動を重視→ヘルスケアアプリまたはその他
- 睡眠を重視→セルフバンク
このように考えたらわかりやすいです。
まとめ
・iPhoneユーザー
・Apple Watch保持
・睡眠も含めて健康管理したい
より質の高い睡眠分析をしたい方はOura Ringを使うのも1つの手です。
Apple Watchで睡眠を管理したいという方は下記をご覧ください!