みなさんは日頃から昼寝をしていますか?
私はほぼ毎日昼寝をしています!
ブレインスリープの調査によると、日本人の67%が仮眠を希望しているそうです。
日本人の半数以上が希望している昼寝ですが、そもそも昼寝にはどのような効果があるかご存知でしょうか?
そこで今回は昼寝のメリット・デメリットを紹介します。
目次
昼寝のメリット
まずはメリットを3つ紹介します。
眠気の減少
当たり前ですが、昼寝をすると眠気は減少する傾向にあります。
昼間に眠くなるから昼寝をするんです!減少してもらわないと困る!
研究によると主観的な眠気が大幅に減少するようです。
米国の交通安全局も眠気のあるドライバー向けに昼寝を推奨しており眠気を吹き飛ばすのには最適です。
記憶力向上
他にも昼寝は記憶力も向上させます。
寝る直前に暗記した事柄においても効果を発揮します。
そのため眠くなったら眠いのを我慢せず、寝てしまいましょう。
試験やテスト前は頑張りすぎてしまいますが、暗記系の場合は寝ることも大事です!
感情をコントロールする
昼寝は感情をコントロールするのに役立ちます!
具体的には怒りの感情を抑え、幸福感を高めます。
つまりネガティブな感情を抑え、ポジティブな感情はよりポジティブになります。
ちなみにこちらは睡眠不足のときに反転します。
睡眠不足のときは怒りやすくなったり、普段なら嬉しいことも何も感じなくなったりしてしまいます。
最初の2つはよくいわれていることですが、まさか感情にも影響するなんて…
昼寝のデメリット
続いてデメリットを2つ紹介します。
夜の睡眠の質を低下させる
遅い時間の昼寝は夜の睡眠の質を低下させる恐れがあります。
つまり夜眠りづらくなるということです。
そのため午後の2時までに昼寝をすることをおすすめします。
睡眠惰性になることもある
中途半端な昼寝は睡眠惰性になる可能性があります。
- 睡眠惰性とは起きた直後に感じる不快感や眠気のことです。
「なんかもやもやするなー」とか「もう少し寝たいなー」って感じたときが睡眠惰性です!
睡眠惰性は通常15分~60分ほど続きますが、最大で数時間睡眠惰性の状態になることもあります。
ちなみに中途半端な睡眠とは30分~45程度の睡眠のことを指します。
なぜ30分以上昼寝をしてしまうと睡眠惰性になってしまうのでしょうか?
それは睡眠サイクルと関係しています。
そもそも睡眠には大きく3つの種類があります。
- 浅い睡眠
- 深い睡眠
- レム睡眠
私たちが寝始めると①~③の順で睡眠が深くなったり浅くなったりします。(各睡眠の詳細は省きます)
そして30分以上昼寝をすると、多くの人は②の深い睡眠のフェーズに入ってしまいます。
深い睡眠時は脳も休んでいる貴重な時間です。
つまり起きるタイミングではないということです。
それでは適切な昼寝の時間はどれくらいなのでしょうか?
次章で紹介します。
適切な昼寝の時間とは?
それでは昼寝はどれくらいの時間寝るのが適切なのでしょうか?
研究を基にみていきましょう。
昼寝の時間に関する研究
下記はオックスフォード大学の研究です。
参加者は24人の健康な成人です。
研究は時間帯を5つに分けて昼寝した場合のパフォーマンスを調べました。
5つとは5分・10分・20分・30分の昼寝と昼寝なしの状態です。
結果1番パフォーマンスが良かったのは10分間の昼寝ということがわかりました。
たった10分間の昼寝でも十分ということがわかりました。
もう1つ紹介します。こちらはNASAの研究です。
26分間の昼寝をした人と昼寝を全くしていない人のパフォーマンスを比較しました。
すると昼寝をした人の方が認知力が34%・注意力が54%向上したとのことです。
こちらは20分程度の昼寝が良かったという研究です。
適切な昼寝の時間とは?
睡眠惰性は30分以上の昼寝をしてしまうと発生する恐れがあります。
そのため30分未満で先程の研究を参考にするとどれくらいの時間が良いのかわかります。
つまり最適な昼寝の時間とは10分~30分未満となります。
30分未満であれば浅い睡眠の状態なのでスッキリ起きれるでしょう。
昼寝のメリット・デメリットのまとめ
昼寝のメリット・デメリットを下記にまとめます。
・眠気の減少
・記憶力向上
・感情をコントロールする
・夜の睡眠の質が低下する可能性がある
・睡眠惰性になることもある
適切な昼寝の時間はこちら
・10分~30分未満が昼寝は適切
・30分以上は睡眠惰性になる恐れも
今後も継続して昼寝しようと思います!
昼寝の時間によっては睡眠惰性になってしまうので、十分注意しながら昼寝してみてください!