仕事を頑張った後の週末は、疲れて昼頃まで寝ていませんか?
実は、長時間睡眠をすると認知機能が低下してしまうという事実が判明しました!
たまにはたくさん寝かせてよーって声が聞こえてきそうですね!笑
そこで今回は長時間睡眠をすると認知機能に悪影響を与えてしまうことについて紹介します。
目次
10時間以上の睡眠をすると認知機能が低下する?
早速研究から見ていきましょう!
研究参加者は45歳以上の20065人です。
参加者に平均的な平日の睡眠時間を自己申告してもらい
認知機能テストを実施しました。
結果、4時間未満と10時間以上の睡眠をとっている人のスコアが悪いということがわかりました。
4時間未満の睡眠と10時間以上の睡眠のグループを比較すると後者の方が特にスコアが悪かったです。
一番高いスコアを出したのは睡眠を7時間とっているグループでした。
つまり長時間睡眠をしてしまうと認知機能が低下してしまうということですね。
睡眠不足は良くないのは周知の事実ですが、寝過ぎも良くないんですね!
しかし多くの人は「寝過ぎ」よりも「睡眠不足」の方が該当しそうですね!
短時間睡眠にもならないよう気をつけましょう!
ちなみに
- 「認知機能」とは正確に物事を把握して、適切な行動を取れることです。記憶力も含まれます。
なぜ長時間睡眠は認知機能を低下させてしまうのか?
長時間睡眠が認知機能に悪影響を与える理由については、
この研究では特定できていません。
しかし、仮説として大脳と関係しているようです。
- 一般的に年齢を重ねるごとに大脳皮質は薄くなります。
そして長時間睡眠をする人たちの大脳皮質も、同世代の人と比べ薄くなっていました。
つまり長時間睡眠をする人たちの脳は通常より
脳が年をとっていたということになります。
その他にも認知障害のトリガーとなる特定のタンパク質が増加していたことも要因のようです。
つまり寝過ぎることは脳に悪影響ということですね!
認知機能が低下しない睡眠時間とは
先程の研究から「睡眠不足」も「長時間睡眠」も良くないことがわかりました。
それでは認知機能が低下しない睡眠時間はどれくらいなのでしょうか?
結論、成人の場合は7~9時間です。
この睡眠時間は成人が1日に必要とする睡眠時間になります。
子どもの場合はもっと多くの睡眠時間が必要になります。
- 適切な睡眠時間は世代により異なります。
先程の研究でも一番高いスコアを出していたのは7時間睡眠のグループでしたので、納得できますね!
まとめ
- 4時間未満or10時間以上の睡眠をする人は認知機能が低下してしまう
- 成人は7~9時間睡眠がベスト!必要な睡眠時間は世代や個人差により異なる